皆様にお召し上がりいただく蟹は、福井県の三国港と越前港で水揚げされたものです。 当館の主が直接両方の市場に出向き、とりわけ上質なものを厳選して仕入れています。

三国港からは夜1時に出航し、大型船8隻、小型船6隻。港から約20ｋｍの三国沖合へと向かいます。
越前港からは夜8〜9時に出航し、大型船6隻、小型船48隻。港から1〜2時間の越前沖合へと向かいます。

福井県沖で水揚げされたオスの蟹です。ズワイガニの足には越前ガニのマークと水揚げした港名が書かれた黄色いタグが付いています。ほとんどの船が日帰り漁の為、活きていて鮮度抜群。甘味がある身がぎっしり詰まっていて、甲羅の中には濃厚な蟹みそがたっぷり入っています。

また三国港で水揚げされた越前蟹は、明治時代より毎年皇宝に献上されています。（献上用のタグも付いています。）
ズワイガニは、水深250〜350ｍ、水温5度以下の砂泥底に生息。水揚げされた蟹は水槽に入れて泥をはかせ、水温5度で常に管理しています。

福井県沖で水揚げされたメスの蟹です。お腹にある卵、外子はプチプチした歯ごたえ。内子は鮮やかな朱色でとろけるような旨みがあります。別名赤いダイヤと呼ばれ珍味として人気です。

甲羅に付着している黒いぶつぶつは、カニビルの卵です。カニビルはズワイガニの甲羅を産卵場所に利用するだけで、蟹の品質には全く影響はなく、むしろカニビルが付着している蟹は、脱皮後の時間が長い事を示していて身入りが良い証拠とされています。

1. ズワイガニを裏向けにして前掛けをはずします。
2. 甲羅を持って胴ごと片脚ずつはずします。蟹みそをこぼさないように気をつけてください。
3. 胴・脚と甲羅・蟹みそのそれぞれにわかれました。2つにわかれた胴についている灰色のがには取り除いてください。
4. お皿に盛りつけ、特製蟹酢でどうぞお召し上がりください。身を蟹みそにつけて召し上がるとたいへん美味しいです。